• 2020.10.2
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★子育て四訓【青年時は、目を離して心を離さず】子供を守るためにできること。

 ★子育て四訓★
1.乳児の時は、肌身離さず
2.幼児の時は、肌を離して手を離さず
3.少年の時は、手を離して目を離さず
4.青年の時は、目を離して心を離さず

子供の成長に合わせて、親と子の距離感が大事だと思います。
乳児・幼児の母の懐から、少年となり母の手から徐々に離れていき、
親も心配と同時に「信じる」こと「手放す」ことの大切さを学ぶ。

中学・高校生ともなれば、少年から青年へと向かう時ですね。
息子達の通う学校で事故があり、「目を離しても心は離さず」
この言葉をあらためて考えてしまいました。

もう自分で判断して、自分で決めて、自分で行動もする。
もちろんわからないことは相談してくれるので、その時はいろいろ話します。

もう親の知らない世界も彼らの中にはあるだろうし、
学校生活も友人や先生とのやり取りも彼らの世界。

その中でちょっとした親子の会話や、今日どんなことがあったとか
何に頭にきたとか、顔の表情や、食欲や、テレビで笑ってる姿を見て
安心したり、心配したりしながら彼らの様子を見てきてた。

もし、彼らの日常の中で、
彼らのキャパを越えた、彼らの中で処理できないほどの感情を抱えたとしたら。
その時、親にSOSを出してくれるだろうか?
親でなくてもいい、友人でも、他の誰かにでも、
話せて、そのあふれた感情を少しでも軽くすることができるだろうか?

親として、子供を守りたい。
親の知らない世界で生きている子供を守るとは、
「目を離して心を離さず」とは親は何をしたらいいんだろう。
子供自身が自分の足で歩き、つまづいても、転んでも自分で立ち上がれる。
母は信じてる、あなたが必ず立ち上がれることを。
でも信じることは簡単ではない。本当に大変で苦しいことなんだな。
だからこそ、安心して見守れるためにも幼少期って大事です。
参考になれば、関わり方を少し意識してみてはいかがでしょうか。

一つ目は、幼児期、少年期の親の関わり方。
この時期の小さなトライ&エラーをたくさん経験させてあげること。

挑戦と失敗を繰り返すことで、失敗してもまた挑戦できると思えることが大事で、
その失敗は気づきがあることで学びに変わります。
そして、失敗を恐れない、失敗を越える力がつくと思います。

この時期の、この経験が乏しく青年になった時、
失敗という経験は、自分で自己肯定感を下げるような思いを抱いてしまったり
自信の喪失に結びついたり、立ち直るまでの時間を要するかもしれない。

二つ目は、子供の行動や、子供が考えてやろうとしたことに対して
親が決めないということ。

ついつい親は子供の行動や生活に口出ししたくなります。
「あ~それはダメだ!やめたほうがいい」
「もっと○○しなさい」
「それはあなたには無理だ」
とか、親が子供の可能性を勝手に決めないでって話ですよね。
子供のできる可能性を奪っているかもしれないことに気づく必要があります。
やる前から「ダメだ」「無理だ」と言われたら、怖くて一歩が踏み出せますか?
一つ目のたくさんのトライ&エラーの経験、初めての新たな行動を起こさない限り心のキャパは大きくなりません。
自分の価値観も見えてこないし、選択肢を広げることもできない。たくさんの経験があって多くの選択肢をうむのです。

子供には子供の人生があるのです。親の所有物ではないのです。
そこで親は「子供を信じる」という事を学ぶのです。
でも心配だと思っても「信じる」しかないんだなと思っています。
子供も自立へ向けて成長するように、親も親になるために成長するのです。
子供は「親が自分を信じてくれている」と感じることで、安心して新しいことにトライできるのだから。

「子育ての四訓」にあるように、幼児期から青年期へ向けてひとつづつ手放すことで、子供が自分の足で歩んでいける、自立へ向かっているのです。
「目を離して心を離さず」
どんな風雪にも負けない強い根っこを作っていくには、
「信じてトライさせる」ことなのかなと思います。

「子供を信じる」×「親が自分を信じてくれている」
信頼関係を築いていくことで、何かあった時子供はSOSを発信できるし、
子供を信じて、子供の立ち上がる力と、前に進む力を全力で応援していきたい。

マザーズコーチングスクール認定ティチャー 大野克子

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